シャワーホースからの水漏れの原因や対処法
シャワーホースは経年劣化で穴が開いたり素材の耐久性でもろくなったりして損傷することがあります。軽い損傷であれば防水テープを巻き付けて補修することで水漏れを解消させられる場合があります。しかし、ガムテープなど防水性に欠けた物ですとこの限りではありません。しかも、防水性に優れているテープを使っても水漏れがおさまらなくて困るという場合には、ホースの交換が必要となってきます。ホース交換は自分でも簡単にできますのでホームセンターで同形状のホースを購入し交換すれば大丈夫でしょう。取りつけるときには、斜めに取り付けたりねじ山のピッチが異なるものを取り付けてもダメです。少しでも不安があったり取り付けに自信のない人は業者に依頼してください。意外と多いのがシャワーホースの取り付け部分から水漏れしてくる不具合です。シャワーホースは、ほとんどがナットで蛇口に取り付けられていますので、まずナットが緩んでいないかパッキンの劣化がないか確認してみてください。ナットが緩んでいたら締め直しパッキンの劣化しているのでしたら交換が必要となってきます。また、蛇口の形状によって、エルボという部品に取り付けられていることがあります。エルボからの水漏れの場合には、確認すべきことがナットの緩みやパッキンの劣化ですがエルボ自体が破損している事が原因のケースもあります。エルボとシャワーホースの不具合で水が起きた時には、パッキン・エルボ・シャワーホースの接続部分を点検してみてください。
シャワーホースの耐久性と交換時期
シャワーホースは使用頻度やメンテナンスによって耐久性が異なります。通常、シャワーホースの寿命はおおよそ5年から10年程度ですがいくつかの要因がその耐久性に影響を与えるため定期的にチェックすることが重要です。
●耐久性に影響する要因
・使用頻度: 毎日の使用が続くとホースにかかる負担が大きくなり特に高圧の水流や長時間の使用が続くと劣化が早まります。
・材質: シャワーホースの材質には、金属製(ステンレススチール)や樹脂製などがあります。金属製のホースは一般的に耐久性が高く傷がつきにくい一方、樹脂製は軽量で取り回しが簡単ですが経年劣化で割れやすくなることがあります。
・水温: 高温の水を頻繁に使用する場合、ホースの素材が変形したり劣化したりする原因となることがあります。
・保管方法: 使用後にシャワーホースを無理に曲げて収納したり直射日光の当たる場所に長時間放置したりするとホースのゴム部分が劣化しやすくなります。
●交換時期の目安
交換時期はホースの状態により異なりますが以下の兆候が見られる場合は交換を検討しましょう。
・ひび割れや亀裂: シャワーホースにひび割れや亀裂が入っている場合、水漏れの原因となる可能性があります。特にホースの外側に目に見える亀裂がある場合は、即座に交換が必要です。
・水漏れ: 使用中にホースの接続部分や本体から水漏れが見られる場合、内部のパイプやジョイント部分が劣化している可能性があります。
・硬化や変形: ホースが硬くなったり、曲げにくくなったりした場合、ゴムやプラスチック部分が劣化している証拠です。
・劣化した外観: ホース表面に色あせや汚れが目立ち劣化が進んでいる場合、見た目だけでなく使用感にも影響を与えることがあります。
●定期的な点検
シャワーホースを長持ちさせるためには、定期的に点検しホースの接続部分や曲がりやすい箇所をチェックすることが大切です。また、シャワーヘッドの水流が異常に強くなったり弱くなったりした場合もホースに問題がある可能性があるためすぐに確認しましょう。
耐久性を保つためには、適切な保管や定期的な掃除、使用後の乾燥を心がけることが重要です。