便器を詰まらせてしまった時に気をつける点
便器の詰まりを解消するときに原因別で対処法が異なってきますが注意していただきたいことがあります。●熱湯を流すこと。
便器は、陶器で製造されていますので熱湯を流すと急激な温度変化により変形したりヒビが入ったりと便器本体が破損してしまうリスクがありますから絶対にやめましょう。
●パイプユニッシュなど、強力な洗剤を使用すること
パイプユニッシュは浴室やキッチンの髪の毛やぬめりを除去する成分で調合されていますから、トイレつまりには効果がありません。詰まっている異物によっては有害な物質を発生させるリスクがあります。
誤って固形物を便器から流してしまった場合には、すぐだったら排水口近辺に滞留している可能性が比較的高く排水口から手を入れて探ってみましょう。残存していたら、取り出してください。残存していなかったら、修理業者に相談してください。
●尿石が原因の場合には、酸性の薬剤を使用して尿石を溶かしてみましょう。サンポールやデオライトという尿石専用の薬剤はとても効果的で、お手元にない場合には、重曹とお酢でも代用が可能です。便器に重曹とお酢をカップ1/4カップ、それぞれ半部づつ入れて1時間放置してからバケツの水を少しずつ注いで流してみます。刺激臭もなく安全に発泡作用で尿石が除去できる可能性があります。同様に食材の詰まりにも効果的ですのから、思い当たる方はぜひ試してみてください。それでも効果がなければ、水道修理業者に連絡をしてください。
また、尿石で排水管が完全に詰まりを起こしてしまうと排除できない場合があり、排水管の交換が必要になってくることがあります。そうならないためにも小便をしたら、必ず洗浄水を流してください。
便器の詰まりを解消させる対処方法
便器の詰まりを解消するためには、以下の対処方法を試すことがあります。●プランジャーを使用する: プランジャーは、詰まりを解消するための一般的なツールです。プランジャーを便器の排水口に密着させ、しっかりと押し込んでから引き上げる動作を繰り返します。このとき、水が十分にカバーするようにすると効果的です。プランジャーの動作によって圧力が発生し、詰まりを解消することができます。
●熱湯を注ぐ: 熱湯は、柔らかくなった詰まりを溶かす効果があります。沸騰したお湯をゆっくりと便器に注ぎ、数回繰り返します。ただし、熱湯を使用する場合は注意が必要です。便器の素材や配管によっては、熱湯がダメージを与える可能性があるため、使用前に取扱い説明書や専門家のアドバイスを確認してください。
●専用の洗浄剤を使用する: 便器詰まり専用の洗浄剤を使用することも有効です。市販の洗浄剤を使用する際は、指示に従って使用方法を守ってください。ただし、強力な洗浄剤の場合は、素材によっては便器や配管に損傷を与える可能性があるため、注意が必要です。
●マニュアルローダーを使用する: 便器の排水口に特殊な工具であるマニュアルローダーを差し込んで、詰まりを解消する方法もあります。ただし、マニュアルローダーは専門的な工具であるため、正しい使い方を知っているか、専門家に相談することが重要です。
●注意点: 鋭利な物や化学物質、不適切な物を使用することは避けてください。また、詰まりが深刻で解消できない場合や配管に異常を感じる場合は、専門家に修理を依頼することをおすすめします。
便器の詰まりは、原因や詰まりの度合いによって解消方法が異なることがあります。簡単な詰まりであれば、上記の方法を試して解消できるかもしれませんが、深刻な詰まりや頻繁に起きる場合は、専門家に相談して適切な対処を行ってください。


